小学5・6年生向けに専門家らがまとめた社会科の副読本を教材に、大人たちが町の史跡や遺跡について学ぶ「文化財講座」が13日、山北町で始まった。事前に申し込んだ40人が2月3日までの全3回で古墳時代と江戸時代、近現代史について学ぶ。
山北町では、3年前に町が開いた子ども議会で当時の小学6年生(現在は中学3年生)が町の歴史について触れ、「町には多くの史跡や遺跡が残っている。現在の社会のもとを築いてきた人々の思いをどのように伝えていくのでしょうか」と町に投げかけた。
これを受けて教育員会が副読本の制作を計画。町の文化財保護委員と教諭らでつくる編集委員会を立ち上げ、2年がかりで5・6年生向けの副読本を制作した。その話題が本紙や新聞各紙でも報じられると、入手を求める声が50件ほど教育委員会に寄せられ急きょ希望者への配布を始めた。
こうした反響を受けて教育委員会が今回の「文化財講座」を企画した。
この日は考古学者の安藤文一さんが講師を務め、三保地区の尾崎遺跡の発掘調査などについて解説。1月21日は茂木哲夫さん、2月3日は星野和子さんが講師を務める。
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