将来、鍛冶屋〜入生田 結ばれる 「広域農道」完成は平成30年以降
県が工事を続けている「広域農道」の終点・始点となる鍛冶屋橋が姿を見せ、幕山梅林に向かう観光客の注目を集めている。
この道は小田原市入生田の「生命の星地球博物館」横から一夜城、真鶴町岩、湯河原のゆめ公園などを経て、鍛冶屋に至る全長約17キロの農道。農業振興のほか防災上の幹線としても位置付けられている。総工費は180億円。平成8年ごろから工事が続いているが、工事の難しさなどもあり現在は5・4Kmのみ通れる状態。すべての開通は予定していた平成30年以降にずれ込む見込み。
新崎川をまたぐ「鍛冶屋橋」は長さ48m、幅8・2mで、県は周辺区間がある程度完成した段階で開通させる方針。すべて完成すれば土日に渋滞が激しい135号線の抜け道にもなり、箱根湯本付近と幕山梅林を結ぶ新たな周遊ルートにもなりそうだ。