箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年8月25日
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雨が続いた今年の盆。16日の箱根大文字焼は厚い雲の間を縫って炎の大が姿を見せた。点火を担う宮城野青年会(小山純平会長)が6月から松明となる竹を刈るなどの作業を続けていた。当日はあいにくの雨にも関わらず、強羅駅近くの広場は観光客の傘でびっしりと埋まった。明星ヶ岳の現地は滑りやすくなり作業は難航したが、強羅会場のカウントダウンとともに点火。最初は雲の中に埋もれていたがうっすらと赤い光を浮かばせ、やがてくっきりとした大の字に。強羅では傘の間から「がんばれ」「見えるよ」と声が上がった。その後、ナイアガラにも火が付き、白い一直線も加わった。山を下りた青年会メンバーの顔は煤で浅黒く、互いを称えるようにビールを掛け合っていた。
![]() 雲の間から姿を見せた
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