箱根町 別荘で「試住」いかが ネットで12組募集
箱根町が今年から移住定住促進の一環で別荘を使った「試住」企画を始めた。今年の2月〜3月に第一弾を実施しており、今月9日まで新たに12組を町や不動産会社のホームページで募っている。
箱根町の人口はこの10年で2千人減少し、1万1千人になった。これまで空き家バンクやリフォーム補助を導入したり、ネット上に移住促進のページも開設してきたが、今年度は約900万円の予算を計上して試住を企画した。年明けに試住した4組はいずれも首都圏に住む人たちで、箱根移住には至らなかった。
実施期間は今月28日から来年1月28日までを4期間に分け、仙石原にある民間の別荘に住んでもらう。期間中は先輩移住者との交流や町内ツアーなど、暮らしを体感してもらう企画つき。町側は「できれば全員定住してくれたら。真剣に考えている人に申し込んでほしい」と話している。
真鶴の取り組み3組移住に成功
隣の真鶴町は箱根よりも先行して試住施設「くらしかる真鶴」を整備した=左下。駄菓子屋だった建物をボランティアの手で修繕したものだが、昨年秋から今月までの間に16組が利用する人気ぶり。3組ほど移住したという。
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