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新造船や新駅舎の計画 小田急箱根グループ

経済

公開:2018年8月3日

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 小田急箱根グループが1日に箱根地区の新計画を発表した。新造海賊船や新型ロープウェイゴンドラを導入するほか、早雲山駅や箱根板橋駅なども改修。東京五輪の前後に快適さを向上させる。

 12・5億円をかけて造る新海賊船(名称未定)は2019年4月に就航させる予定で、JR九州の「ななつ星in九州」などを手掛けたドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏がデザイン設計を担当する。内装は木材を多めに使い、調度品は細部までこだわり、クラシック感を高める。箱根ロープウェイは15・5億円をかけ、早雲山〜大涌谷間に20台の新ゴンドラを導入する計画。世界シェア7割を占めるCWA社(スイス)のゴンドラを国内で初めて導入する。広い間口などが特長で、営業開始は2021年春の計画。ケーブルカーとロープウェイの接続駅となる早雲山駅は約24億円で新駅舎にリニューアル。大文字のある明星ヶ岳から海まで望めるテラス席、さらに足湯も設置する。営業開始は2020年春の予定。また登山電車各駅(板橋・入生田・大平台・小涌谷)を3・9億円かけて改築。一部は工事が進められているが、耐震強化や多目的トイレ設置などを進める。

 またハード面だけでなく「分かりやすさ」も追求し、路線バスの運行情報をリアルタイムでスマホ配信するシステム(4か国語)も来年3月に導入する。

「足湯つき」早雲山駅イメージ
「足湯つき」早雲山駅イメージ
箱根板橋駅のイメージ
箱根板橋駅のイメージ
ドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏撮影者・白鳥真太郎
ドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏撮影者・白鳥真太郎

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