箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年11月16日
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芸術の秋、湯河原や真鶴の小さなアートスポットが休日に賑わっている。「アート散歩」の会場のひとつ、スタジオトロッコでは11日、ゆるかわふうさんの描いた猫(幅約180cm)が暗闇に青白く浮かび上がった。材料は厚さ3cmほどの発泡断熱材。ハンダごてやドリルなどで凹凸をつけ、微妙な厚みの違いで濃淡を出したり、ふんわりとした毛並みを描いた。
ハンディ近くの「ゆがわらっことつくる多世代の居場所」では、10日に子どもたちがミニツリーハウスづくりに励んだ。地元の間伐材(梅)を柱に接着樹脂を使って小さな小屋を建設。拾った木の実などで飾りつけた。小さな9軒が隣の公園に並ぶと周囲の風景に見事に溶け込んだ。
真鶴の遠藤貝類博物館では、地元の飲食店の協力でアワビの貝を入手。今月4日に開いたワークショップでは観光客が無言で磨きをかけ、艶やかに輝くアクセサリーに変えていた。同博物館では貝を使ったボタンなども展示されている。