箱根・湯河原・真鶴版
公開:2019年2月8日
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海面より3・7m低い場所に通る真鶴ブルーライン(約1・6Km)の作業用トンネルに東台福浦小5年生の23人が足を踏み入れた。10年に1度行われる道路の排気設備の分解修理に合わせた企画で、管理する県道路公社によると初公開という。
1月23日、福浦側にそびえる茶色い西換気所から入り、集じん装置や排風機を見学。トンネル内の待避所にある点検用リフト車にも乗った。公社職員も点検で入るのは月1回程度で、普段は人が入ることはない。トンネル内には海水混じりの湧水が出ており、6基のポンプで毎分4トン分を常時排水しているほか、車が1日平均9千台以上通るため東換気所(高さ35m・真鶴)と初公開された西換気所(71m)を通じて空気を入れ替えている。今回はチリや煤を集める集じん機や大型プロペラも公開された。排気は塔の最上部から排出されるが「近年は自動車の性能が良くなったせいか、実際に動くのは年間15時間ほど」(同公社)という。トンネルは1982年に開通。2005年に旧日本道路公団から県公社が引き継ぎ、2008年に駅前を通る旧道側が無料化した。いっぽうトンネルのある新道は特殊な構造で多額の維持費がかかることもあり、現在も有料となっている。
![]() 西換気所と見学した東台福浦小の児童
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![]() 排気をろ過する集じん機
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![]() 車線に通じる坑道
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