震災から復興しつつある岩手県大槌町の末広町商店街に、湯河原・明店街のマスコット「狸姫あかり」が登場した。商店街同士の交流の一環で、3月30・31日に湯河原の2人が現地を訪れ、店主たちとキャラクターの活用などについて語り合った。
末広町商店街は海から近く、震災では津波と火災で壊滅的な被害を受け、商店会の会員数は震災前の23軒から13軒に減った。その後約2m土を盛り上げ、新しい通りに商店が戻りつつある。同町職員の中村彬良さん(30)と明店街の横山裕介さん(49)が知人同士という縁もあり「ぶらん市」では応援の意味をこめ大槌の海産物を販売してきた。また大槌町は昨年のチャレンジデーの対戦相手でもあり、エール交換の一環でワカメを湯河原町に贈呈、保育園の給食で提供された。明店街では募金を行い湯河原みかんを大槌の子どもたちに贈った経緯もある。
今回は近隣のアニメ関連イベントに合わせ、横山さんと山崎大さん(44)が「あかり」のパネル数枚を携えて訪れた。「あかり」は子ども達に明店街に親しんでもらい、覚えてもらう事を目的に2014年にデビューした。大槌町で喫茶を営む赤崎潤さん(54)は「(明店街は)粘り強くマスコットを定着させている。時間があれば湯河原に行ってみたい」と語っていた。
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