「万葉公園」「万葉倶楽部」も
「令和」の出典が万葉集である事が明らかになり、湯河原の万葉公園では1日午後から観光客が「萬葉洞門」の看板を撮ったり、元号由来の歌を探す姿が見受けられた。
湯河原はかつて土肥と呼ばれ、万葉集に収録されている一首「あしがりのとひ(土肥)のかふち(河内)にいづるゆ(湯)のよにもたよらにころがいはなくに」は町のルーツとも言われる。公園内には万葉集に登場する草木が植えられ、町所有の宿泊施設の名前も「万葉荘」。湯河原温泉を配湯し各地に施設を展開する万葉倶楽部(株)の高橋弘会長は「湯河原と出典が同じ万葉集。大変喜んでいます」とコメントを出した。町観光課も「町内から『チャンス』という声もある」と前向きだ。
発表当日、湯河原の特養老人ホーム「心花春」では25人ほどがテレビに注目。「令和」の2文字が出た瞬間「えっ」と驚きの声が上がり「よかったね」と語る人や、頷きながら画面に見入る人、「一瞬『今』に見えた」という人もいた。
観光業は商機?
下郡3町の役場や郵便局、JR駅では新元号発表後も窓口での手続きなどは特に変わらない。湯河原で文具などを扱う(株)文昭堂では封筒などの印刷物の元号部分を手書き(空欄)にする注文があったという。同じく湯河原の酒販店・(株)マスコーでは新元号入りのラベルをつけたビール(中瓶)を5月から販売、ホテルやレストランからの予約が入っている。箱根のユネッサンでは氏名に「令・和・平・成」が入った人は入場料が半額(通常大人3500円のパスポートが1750円)になるキャンペーンを1日から実施。芦ノ湖遊覧船でも、元号の漢字を含む乗客グループの片道運賃などを20%割引くキャンペーンを5月1日から始める。
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