「匠」がリフォームした見番 箱根湯本 観光客途切れず
箱根湯本芸能組合の事務所や稽古場を兼ねる「見番」が今月上旬にリニューアルし、中を一目見ようという観光客で賑わっている。
「大改造‼劇的ビフォーアフター」でも放送された新しい見番は、「敷居」の高さがまったくない。一階部分はガラス窓つきの戸で、外からでも舞台を覗くことができ、気軽に入りやすいのが特長。23日の午後は観光客が絶え間なく訪れ「匠」の仕事ぶりに感嘆の声を上げていた。組合ではこれまでに一部の稽古も公開しており、今月29・30日の1時半からは30分ほどの演芸も開催する予定(入場無料)。今後は軒先に足湯なども用意する予定。演芸を担当する芸妓・ひさ芽さんは「畳の客席から、腰掛式になったので楽に観て頂けるようになった」と嬉しそうに話していた。