ブルーシート1万平方メートルを覆う 吉浜の最終処分場
湯河原町吉浜の最終処分場(約1万平方メートル)が、今月12日までにブルーシートで覆われた。処分場では昨年10月に焼却灰の下に敷かれたゴムシート(厚さ1・5㎜)下の地下水を採水、環境基準(1リットルあたり0・003㎎以下)を上回る0・01㎎のカドミウムを検出。3月にも0・017㎎を検出した。この処分場は来年度で満杯となる予定で、さらに焼却灰を受け入れるために調査をしていたところ、このカドミウム超過が明らかになったという。このため湯河原町真鶴町衛生組合では焼却灰の受け入れをストップ、雨が焼却灰にしみ込まないよう敷地をブルーシートで覆い、問題の水が外部に漏れないよう処理施設へと配管した。4月3日には処分場から2Kmほど離れた民間の井戸など2ヵ所を調べたが、こちらは基準値を大幅に下回り(0・0003㎎未満)安全が確認されている。組合では「原因は特定できていないが、処分場が関係している事は疑う余地も無い。今後も継続的な調査を続ける」とコメントしている。