サンモリッツ市と友好提携めざす 箱根町長、スイス景勝地で握手
山口昇士町長がスイスのサンモリッツ市と友好都市提携締結をめざし、今年5月に10日間にわたって同市などを訪問した事が分かった。同市は箱根と同様に湖を擁し、温泉が湧く国際観光地。同市を走るレーティッシュ鉄道は箱根登山鉄道と姉妹鉄道関係にある。
山口町長は3年前に運輸事業者とサンモリッツを訪れており、今回で2度目。箱根町はすでにカナダのジャスパー市、ニュージーランドのタウポと行政主体の「姉妹都市」提携を結んでいるが「友好都市」提携は民間事業者が主体となって交流を深めるのが目的。
訪問団は町長のほか国際交流協会の勝俣伸会長、町内の運輸関連事業者ら9人。まずイタリアに入国しフィレンツェやミラノ、アジサイの町として知られ箱根町と書簡を交わした事もあるボルセーナ町を訪問した。サンモリッツに移動後は市庁舎を訪れ、体調不良だった市長のかわりに市議会のマリオ・サリス議長、観光局のマーティン・ベルト局長らと会談。「スイスと日本の国交樹立150周年にあたる来年、箱根に来てほしい」といった意味の書簡を手渡した。そして先月中旬、サンモリッツ市から「ぜひ箱根に行きたい」と前向きな返事の手紙が到着した。町観光課では今後さらに町民にサンモリッツを知ってもらうためスイス料理をテーマに行事を計画しているという。
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