毎年5月3日(祝)に行われる小田原市の一大観光イベント「北條五代祭り」。53回目を迎える今年の祭りで、武者行列に参加する北条氏5代の配役が、続々と決定している。
初代早雲役には、俳優で小田原ふるさと大使の合田雅吏さん(47)が、4代氏政役には、昨年のNHK大河ドラマ『真田丸』での好演が話題を呼んだ高嶋政伸さん(50)が特別出演、騎乗してパレードに臨む。合田さんは秦野市出身で小田原高校卒。北條五代祭りには、2014年に武者隊先導役として初参加。183cmの長身を甲冑に包み、約2・7Kmのパレードを歩いた。今回の早雲公役について「3度目の参加で伝統ある大役に身の引き締まる想いです。それと同時に、このために新調していただいた手作り甲冑姿で、観客の皆さんにお会いできるのを楽しみにしています」と話している。一方の高嶋さんは、大河ドラマの強烈な印象から出演を望む声が高く、交渉の結果3月下旬に決定した。
今回の北條五大祭りでは初の試みとして、オープニングを行う銅門下のお茶壷曲輪(くるわ)に有料観覧席300席を設ける。出陣前の催しを椅子に座って観覧でき、祭り当日の午前10時30分から販売開始、1席500円。売り切れ次第終了となる。北条氏五代として騎乗するのは2代氏綱に小田原市議会の武松忠議長、3代氏康は4月3日(月)に公開抽選で決まる。