箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年4月21日
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東京五輪・パラリンピックでブータン王国の事前キャンプ地が県内に決まったことを受け、県と関係自治体などが13日、横浜市内で同国五輪委員会会長のジゲル・ウゲン・ワンチュク王子と協定を結んだ。
協定締結式には、黒岩祐治知事と小田原・大磯・箱根の3市町長、星槎グループの宮澤保夫会長が出席。知事は「おもてなしの心を持ってしっかりと支えたい」とあいさつ。箱根の山口昇士町長は「小中学生とのふれあいを通し、将来につながる関係づくりができたら」「選手が成績を残せるようしっかり環境を整えていきたい」と抱負を語った。
ワンチュク王子は「施設環境がとても整っていて立地も良かった」と、昨年の候補地視察で県内に好印象を持ったと説明。「スポーツを通じ、両国の間でより素晴らしい関係が生まれることを願う」と語った。
ブータンは陸上とアーチェリー、射撃競技で東京五輪出場を目指しており、選手団は15人ほどの規模を想定しているという。昨年のリオ五輪では、射撃とアーチェリーに選手を送り込んでいる。県内での事前キャンプ実施国は、エリトリア国と英国、リトアニア共和国に続き4カ国目となった。