箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年7月21日
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駅伝大会のイメージが強い箱根の正月に、外国人も楽しめる新名物が加わりそうだ。「箱根かるたを創る会」(桐谷綾子会長)が6年がかりで推敲した44枚のかるたが、この秋に完成する。町民らが特技を持ち寄り、パッケージから札の1枚ずつまでこだわった。
原点は、箱根小学校の国語教員だった清水佐知子さんの呼びかけだった。その後図書館ボランティアなどの集まりを通じて、短歌や俳句の愛好家たちが読札を製作、各観光名所にも足を運んで取材したという。
外国人観光客にも楽しんでもらうため、読札裏には英語版が添えられている。海外経験のある高島慶次さん(76)や英語が堪能な町職員が、中学高校の授業でも使える英文詩にした。絵札は二科会に入選経験もある元町職員の澤地弘さん(67)が撮った写真。この裏には各名所の説明文を加え、ガイドブック的な要素も込められている。
会長の遺志仲間が継ぐ
しかし昨年2月に発起人の清水さんが他界。句がほぼ決まり、これから絵札作りという矢先だった。その後桐谷さんら仲間が遺志を継ぎ、ようやく印刷直前までこぎつけた。まずは7月末まで予約を受け付け、受注製作を始める。1セット1500円。詳しくは広報・宮本さん【電話】090・3103・6570まで。
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