箱根・湯河原・真鶴版
公開:2019年3月22日
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熱海市の泉支所近くにある「湯河原清光園 旧井上馨別邸の宿」が3月18日に開かれた文化審議会で登録の答申を受けた。
建物は井上馨侯爵の別荘として建てられたと伝えられる。桂太郎の三男で井上家の養子となった井上三郎侯爵から昭和11年に早山石油の創業者・早山与三郎に売買され、住まいとして使われた。昭和40年頃に早山氏は土地建物を売却、その後曳家が行われ、平成24年から現在の宿の名で利用されている。木造2階建てで木彫り花鳥欄間のある和室や張り出し窓つきの洋間など格調高い造りが貴重とされた。