箱根・湯河原・真鶴版
公開:2019年5月1日
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真鶴町が東京オリパラに合わせた石の彫刻祭を計画している。1963年、東京五輪の前年に、真鶴の道無海岸で石彫イベントが開かれた。伝説的な盛り上がりを今に蘇らせ、地元産「小松石」のPRを目指す。
世界近代彫刻シンポジウムは朝日新聞が主催し、国内外の有名彫刻家12人がハンマーを振るった。材料は小松石の巨岩だった。完成作品はオリンピック開催時に新宿御苑や競技会場で展示され、その後は関西の宗教団体に売却されたとも伝わる。町内に唯一に残る道無海岸の記念碑は雑草に囲まれ忘れられた存在だが、町側はここに作品を展示し再び「聖地」として整備する方針だ。
彫刻祭は2つの期日に分け、彫刻家が町に滞在し公開制作(今年9〜11月)、ワークショップやアーティストトークなども構想。彫刻祭や展示は東京オリンピック・パラリンピックが開かれる来年夏に合わせる。会場や彫刻家の人数、予算規模などは検討段階として明かしてない。今後町を中心に実行委員会も立ち上げるという。
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