山での事故防止の呼びかけや遭難救助活動の拠点となる、秦野警察署の「丹沢臨時警備派出所」が4月9日に開所した。この派出所に詰める同署山岳救助隊(金澤定幸隊長・61人)は、今年から秦野地区警察官友の会(柳川一朗会長)から寄贈された新しい制服に身を包んでいる。
制服は、青色と赤色のチェック柄の襟付きボタンシャツ。背中には「HADANO POLICE」の文字が書かれている。キャップ帽も揃えられた。
これまで制服が統一されていなかった同隊。同署では「山らしいデザインで、服装を揃えることでひと目で救助隊だと分かりやすくなった」と話す。
派出所は戸川の戸沢の出合いにあり、例年では同所で開所式が行われる。今年は東日本大震災を受けて式典を中止し、堀山下の大倉バス停前で隊員8人が石井孝署長から激励を受けた。同派出所は、12月までの約8カ月間の登山シーズンに開かれている。
同署の調べによると、昨年の丹沢への登山者は13万6500人。昨年1年間の同署管内の山岳事故は15件発生しており、死者1人、重軽傷者10人だった。
また、震災にともない同署と秦野市では丹沢の登山自粛を呼びかけていたが、登山道調査で地震による被害が認められないことや一般の登山客からの要望などを受けて「安全な登山を促す注意喚起」に切り替えた。
秦野版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>