秦野市消防本部(小松昭一消防長)が今月9日、秦野自動車教習所で初めて消防車両の運転手育成などを目的にした講習会を実施した。この日は新採用の職員ら15人が参加した。
この講習会は、昨年同教習所と市が締結した「相互連携および協力に関する協定」を活用して企画された。運転経験の少ない職員の運転技術を向上するだけでなく、車両を誘導する術を学ぶ目的もある。
参加者はこの日、左折時の巻き込み事故を防止するための走行や坂道発進、路端に停止する方法などを訓練。同教習所の教官が講師を務めて車に同乗し、アドバイスをしていた。また、後部座席に乗った職員や見学者が道路と車両間の距離を伝えるなど、積極的に声を掛け合っていた。
新採用職員の須山幸一消防士は、「実際に運転したことで、車体の間隔などが分かった。今後も講習や訓練に積極的に参加したい」と話した。指導した同教習所の安藤廣重検定員は「参加したみなさんは、早く安全に運転する技術を学ぼうと、とても真剣で意欲的だった。少しでもレベルアップにつながれば」と振り返った。
同本部では今後、協定を活かして同教習所に協力を呼びかけ、熟練者を対象にした講習や各署単位での訓練を続けていく。
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