カルチャーパーク
第一駐車場飽和状態の日も
工事は３月半ばまで

写真左の大型バス駐車場にも駐車されている
両路肩に駐車があるため、車１台が通れるほどしか道がない

　再編整備工事を進めているカルチャーパーク。昨年完成した第一駐車場（秦野市立図書館南側）が、イベント開催日や週末などに満車状態を越え、利用者から不満の声も聞かれる。

　その原因は現在、秦野市文化会館北東側の駐車場と市総合体育館前の駐車場が同時工事中だからだ。イベントがあるときなどは、第一駐車場は一杯になり、駐車場内の路肩や、やむなく駐車区画ではないところへ駐車する利用者もいる。

利用者への周知「不十分」の声

　第一駐車場の駐車可能台数は普通車１７０台、大型バス８台駐車可で、工事前の市文化会館、市総合体育館の駐車可能台数を合わせると約４２０台だ。

　市では、道路を挟んで文化会館東側の臨時駐車場、水無川沿いの駐車場等の利用を促しているが、第一駐車場の出入り口付近には臨時駐車場の案内や「満車」などのインフォメーションもドライバーから見える位置に確認できず、利用者への周知には至っていないのが現状だ。

　再編整備を管轄する市公園課に利用者からの問い合わせは「少ない」というが、市総合体育館、市文化会館、市立図書館へは「どこに停めればいいかわからない」などの市民の声が届いている。利用者から駐車場所を聞かれたとき３館はそれぞれ臨時駐車場等を案内しているという。

　駐車しようと満車状態の駐車場に入ってきた運転手たちは、駐車場内を１周し、「駐車場は広くなり、きれいになったのでよかったが、イベントがある日に利用しようとすると駐車できないので困っている」、「工事を一度にやりすぎでは。許容範囲を超えるのはわかりきっていること。臨時駐車場の情報をしっかり周知してほしい」などと話した。

　市公園課によれば、比較的イベントが少ないこの時期を選んで工事しているという。また、国からの助成金を受ける関係で、工事発注できる時期も限られているため、国の決算の状態なども影響し、文化会館、体育館の駐車場の工事がたまたま一斉になったという。文化会館東側と、総合体育館前の駐車場の工事は、３月半ば過ぎに終わるという。