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秦野版 公開:2014年3月8日 エリアトップへ

高橋海斗君が優秀賞に ピアノコンクールで

公開:2014年3月8日

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盾と賞状を持つ高橋君
盾と賞状を持つ高橋君

 本町小5年生の高橋海斗君(クレッセント音楽教室・石井晶子主宰)が2月11日に行われた「第6回ヨコハマジュニアピアノコンクール」小学校5・6年生の部で優秀賞を受賞した。

 県内から234人がエントリーした同コンクール。予選を経て、本選には71人が出場した。高橋君は課題曲「ソナチネOp.36―3第3楽章」と自由曲を演奏。自由曲に選んだ「変奏的練習曲」(中田喜直作曲)は主題と9つの変奏から成る曲で、曲調がめまぐるしく変化していくのが特徴。演奏時間は7分以上におよび、高橋君はその迫力に惹かれたそうだ。自由曲はこれまでもコンサートなどで弾いたことがあり、表現豊かな演奏が観客に評判となっていた。しかし、コンクールでは緊張のため全てを出し切ることができず、演奏後に悔し涙を流したという。結果、最優秀賞は逃したものの、次ぐ優秀賞を獲得。受賞には驚いたそうだが「嬉しかった」と話す。

 普段はとても無口な高橋君。しかし、ピアノでは情熱的で感情のこもった演奏を披露してくれる。ピアノを始めたのは小学校1年生から。4歳頃からクレッセント音楽教室に入会し、音楽の基礎を学ぶソルフェージュクラスにいたが、お姉さんの影響もあり「ピアノを弾きたい」とクラスを移ったという。指導を行う石井さんによると、高橋君は一曲を突き詰めて完成させていくのが好きなタイプ。石井さんは「海斗君のいいところは、思い切りがよくてダイナミックな演奏が出来るところです」と話す。

 今回のコンクールの入賞者は、5月25日(日)に東京のヤマハホールで記念コンサートを行うことになっている。現在はそのコンサートに向けても練習中。「もっとピアノが上手くなりたいか」という質問には、はっきりと力強く頷いてくれた高橋君。コンサートでは自分らしい演奏を聴かせてくれることだろう。

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