見上げるほどの延命地蔵 8月23日には大祭縁日
長寿、安産、厄落としの地蔵として地元の人々に信仰され続けている鶴巻延命地蔵尊(秦野市鶴巻南1の10の40)は今から約280年前に制作されたと推測されている。台座を含めた高さは3・7メートルと県内でも最大級だ。
鶴巻延命地蔵尊は建立の縁起は未発見だが江戸中期、財を成した豪商が米寿の記念に先祖供養のため建立したという口伝が残っている。伊勢原市で作られ、西方へ運ぼうとしたが、その重さゆえ運ぶのが困難となり、鶴巻に置かれた。放置された地蔵を見て地元住民が民間の結社である講をつくり、守護、供養を行うようになったという。
敷地内には「五十〜六十は花なら蕾 七十〜八十は働き盛り 九十過ぎて迎えが来たら百まで待てと追い返せ」という長寿を元気づける延命地蔵の教えが地元民によって掲示されている。
大祭は毎年8月23日に行われ、今年も同日(土)に行われる。15年程前まで存在していた榎木通り、銀座通り、中栄通り商店会が1つになった鶴巻温泉南町商店会が中心となり、地域おこしのためにと始まった縁日が午後3時から午後9時まで行われる。
当日は金魚すくい大会や和太鼓の演奏、子どもフラダンス、盆踊りなど手作りの祭りだ。抽選会では弘法の里湯招待券や図書券が用意され、末等にはトイレットペーパーをプレゼント。さらに子どもたちには同地蔵前のマクドナルドからマックバーガー無料券50人分なども用意されている。
大祭の問い合わせはエノモト書店【電話】0463・78・7332へ。
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