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秦野版 公開:2014年10月16日 エリアトップへ

中島陽平巡査部長 県警選抜 スーパー駐在に 山岳遭難救助隊員を指導

公開:2014年10月16日

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活動服に身を包んだ中島巡査部長
活動服に身を包んだ中島巡査部長

 秦野警察署(村松康夫署長)東田原駐在所に勤務する中島陽平巡査部長(41)が10月10日、所属する山岳遭難救助隊の技術向上の指導者として活躍する駐在員として、「スーパー駐在(特別技能駐在員)」に指定された。

 「スーパー駐在」は、若手警察官の目標になるよう、神奈川県警が初選抜。県内137の駐在所から中島巡査部長を含む7人が山岳救助や手話など、それぞれの特技を生かして地域に貢献していると指定された。

 中島巡査部長は、大学卒業後、一般企業でサラリーマンとして数年過ごした後、神奈川県警入り。

 山岳遭難救助隊との出会いは27歳。全国の県警でトップレベルの救助技術を持つ、長野県警山岳遭難救助隊の活躍を紹介するテレビ番組を見た時だった。どんなに過酷な状況下でも諦めることなく救助にあたる隊員の姿を見て胸が熱くなるのを感じたといい、「山岳遭難救助隊員になる」と決意した。 

 警察署員は通常、数年で異動になることが多い。しかし中島巡査部長が目指したのは、山岳遭難救助のエキスパート。その当時、同隊のある警察署は秦野と松田のみだったため、妻の香織さんに背中を押してもらう形で、駐在員としての勤務を希望した。

 東田原駐在所にやってきた29歳当時、登山経験はゼロ。約10kgの装備品を身に着け入山し、山中で活動するのは「本当にきつかった」という。そんな時、熟練した技で様々な装備品を組み合わせ、ベストな救助システムを作り上げる先輩隊員の姿に憧れさらに奮起。日々の訓練や研修会でスキルアップをはかり、警察庁主催のリーダー養成講習会に召集されるまでに成長した。

 秦野署同救助隊の高楯俊一隊長は、「中島巡査部長が持つ技術は、県警全体の中でもトップクラス。県警全隊員を引っ張っていく指導者になってもらいたい」と激励。中島巡査部長は、「身の引き締まる思い。これからも救助技術の向上に励みたい」と話した。

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