感謝の心を伝える「ありがとうの手紙」をテーマにしたふれあい集会が鶴巻中学校(浜田幸夫校長・生徒数395人)で12月11日に行われた。生徒会主催で開催された同集会は今年度で2回目となる。
同校のスローガン「ありがとうと言う心 言われる行動」の実践として昨年度、生徒会が行った同集会。感謝や挨拶、謝罪の言葉などを普段から伝えられているかのアンケート集計や、全校生徒から感謝の手紙を募集し、映像で発表するという企画だ。今年度も11月に同様のアンケートを取ったところ「感謝の言葉を伝えられている」と答えた人数が昨年からあまり増えていない事が分かったという。そこで生徒会では「その後のまとめや活動が不十分だったのでは」と考え、感謝を直接伝える機会を設けようと、昨年よりも発展した内容を計画したという。
集会では、まずアンケートの集計結果を発表。続いて生徒から寄せられた800通以上の手紙を厳選し、紹介。メガネや布団など生活必需品に向けたユーモラスな手紙、友人や母への感謝の手紙が読み上げられると、生徒からは笑いや大きな拍手が沸き起こった。
また、初の企画として3年生が登壇。3年専属教諭5人に宛てた手紙を直接その場で読み「あと3カ月、よろしくお願いします」と伝えると、教師からは笑顔で礼が返された。最後には「『ありがとう』を伝えるチャンスを感じたときには、口に出して伝えていきましょう」と結んだ。
レターボックスも設置
生徒会顧問の後小路大志教諭は「生徒会役員自ら進んで毎日朝から来て準備をしてくれていました」と話す。その頑張りに、集会最後に生徒会への感謝の手紙を映像で流すというサプライズも用意された。「びっくりしましたが、嬉しかった」と話すのは、集会担当として企画を進めてきた芦川立樹さん(3年)。「この集会をきっかけに、少しずつ皆が感謝の言葉を直接伝えられるようになってもらえたら」と話した。
生徒会では今後、サンキューレターボックスを設置し、引き続き感謝の手紙を募集していくという。
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