秦野市平沢在住の和田大(はじめ)さん(82)が、自宅裏庭に古くからある井戸水を生かした湧水池「兵庫の泉」を制作した。
基となる井戸水の湧水量は、1日あたり最大1500t。和田さんは以前から「この湧水を大勢の人に知ってもらいたい」と考えており、敷地内に同湧水を使用して豆腐を製造する豆腐工房・三河屋が店舗を構えたのを機に、制作を決めた。
自宅裏庭からパイプを約75m通し、土地の高低差を利用して誘引した。岩石で泉をデザインし、これら一連の工事は、古くからの友人で大工の奥津昌男さん(73・南矢名)が無償で引き受けた。
泉が完成した昨年8月時の名は和田の泉だった。それから半年後の今年2月、和田家は初代和田兵庫(1420年誕生)から約600年続くという話を聞いた友人の福森登さん(74・緑町)が、脈々と続く和田家とこんこんと湧き出る湧水を併せて「兵庫の泉」としてはどうかと提案。和田さんが快諾し、福森さんお手製の看板を2月23日に設置した。
兵庫の泉は、市内平沢1083の市道13号線沿いに位置する。和田さんは、「自由に汲んでいって」と話している。
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