盆行事として、先祖が里帰りするための場所として各家庭で作る「辻」。この伝統行事を伝えるため、南公民館で7月11日、親子で参加する辻作りが行われた。
南地区伝統文化を守る会の三杉克篤さん(73)の解説を受けた後、敷地内にある忠魂碑の前に2つの辻を制作。竹を組み上げ土を入れる作業では、子どもたちが積極的に参加していた。毎年参加している子どもは「楽しいから覚えた」と笑顔。完成後は線香を供え、手を合わせた。終了後は全員でそうめん流しも行った。
たばこ栽培が盛んだった南地区などのお盆は7月。13日から3日間、近所の辻に線香を灯して回る風習が、市内各所で残っている。三杉さんは「自分たちの町に素晴らしい行事がある事を、子どもたち知ってもらえたら」と話した。
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