アニメやゲームの登場人物などのコスチュームを身に着ける「コスプレイヤー」の団体と、秦野市内の飲食店等が共同で4月3日、「秦野サブカル交流祭」を秦野市文化会館で初開催した。
主催者の実行委員長は、萌えキャラの地酒や菓子などを展開する(株)日動計画 デボンポート(市内落合)の鈴木弓弦さん。共催の「コスプレQ」は十年以上前から市内で撮影会を行い、秦野をいわゆる「聖地」に押し上げた団体。以前から交流のあった鈴木さんとコスプレQの代表が、温めていたコラボ企画だ。
桜の開花時期の水無川や秦野市カルチャーパーク周辺は特に人気があり、撮影会には県外や市外からも多くのコスプレイヤーが参加する。また「食事ができる場所が少ない」という声がかねてからあることから、秦野の名産や飲食店を知ってもらう内容を企画した。「コスプレイヤーと市民、商店の距離を縮めたい」という思いもあったという。
当日はデボンポートや川口製粉製麺、月島寿司、パンのくま小屋、花園(黒うどん)、観光協会が出店し特設ブースでそれぞれの商品を販売。花見に訪れた一般の来場者の姿も見られるなか、参加した300人のコスプレイヤーは撮影の休憩時間や終了後に秦野の味に舌鼓を打った。
商品が完売する店もあり、鈴木さんは「目的は十分達成できたと思います」と振り返った。
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