良き伝統、仲間を大切に
▽「若い者を信頼して任せる、誰かの発案には皆で協力する。風通しが良いんだね」と、創立時から続く会の雰囲気の良さを語る。今年度の目標は、会員皆が活動を楽しいと思える環境づくり。穏やかな口ぶりで「秦野や周辺のRCと協力して、奉仕活動に取り組みたい」と話した。
▽明治39年創業の老舗・和田呉服店の次男として生まれた。建築にも興味があったが、21歳のとき、兄の死を受け家業を継ぐと決意。大学で経営学を学んだ後、関西商法を覚えたいと、京都の老舗呉服店で2年間修業に励んだ。実家へ戻り、32歳で3代目に。「店内商品の充実」をモットーに、家族と、着物を通じて地域の文化を支えてきた。息子の在弘(ありひろ)さん(30)も今年2月、富山の老舗呉服店での修業を終え帰店。息子の意見も尊重しながら、今後も愛される店づくりに親子で励む。
▽商店街の先輩に誘われて、38歳でRCに加入した。それから25年間、共に活動してきた先輩や仲間たちを「尊敬のできる素晴らしい人物ばかり」と称える。創立時から続く良き伝統や仲間を大切に、今年度、会をけん引する。
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