高齢者の介護予防など福祉の増進を図ることを目的とした秦野市の施設、末広ふれあいセンター(末広町6の53)で10月13日、定期開催されているミニデイサービスに秦野市立末広小学校4年3組の30人が訪れた。デイサービスに通う65歳以上の高齢者25人と児童がそれぞれグループに分かれ、児童らがトイレットペーパーの芯で作った的宛てゲーム、折り紙の手裏剣遊び、トランプのババ抜きなどで遊んだ。児童も高齢者も時折「やったー」などと言いながら大きな声で笑ったりと、会場は盛り上がった。
ミニデイサービスは住民ボランティアが運営し、高齢者を対象に健康チェック、食事、趣味活動、レクリエーションなどを楽しんでもらうもの。本町地区では月2回開催され、約50人が登録している。今回の訪問は、本町地区の社会福祉協議会がセンターの隣にある末広小の桐生幸子校長に要請して実現した。
末広小の4年生は総合的な学習の時間の年間テーマに「福祉」を掲げており、同クラスでは「たくさんの人が笑顔になること」を目標にプライムガーデン秦野への訪問なども経験してきた。担当教諭によると、児童らはその訪問で緊張してしまい準備してきたことができなかったと反省。その上で「自分たちが行っただけで、笑顔で迎えてくれた」「自分たちも笑顔になることが大切」と意見を出し合い、児童ら自身も楽しめる遊びを考えて今回のデイサービス訪問に臨んだという。
参加した79歳の女性は「孫以外の子どもたちと久しぶりに話せて楽しかったです」と笑顔で話した。児童は帰り際、「楽しかったです。ありがとうございました」と感謝を伝えていた。
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