大山の観光振興とまちのにぎわい創出を目的とした、大山ケーブルと鶴巻温泉駅を結ぶバス路線の新ルート開設に向け、11月3日(祝)から2018年2月4日(日)までの土日祝日限定で、実証運行が開始される。
これは鶴巻温泉と大山の地域連携によるまちづくり・経済活性化支援事業の一環で、バス路線の調査や実証運行によってまちの賑わいを創出することが目標となっている。同事業は国の地方創生推進交付金(約5000万円)を活用して3年間実施される。バスの運行事業主は神奈川中央交通株式会社。
バスは途中、三の宮、大山駅、社務局入口、あたご滝、良弁滝に停車するルート。運賃は「鶴巻温泉駅」〜「大山駅」が現金310円(IC309円)、「鶴巻温泉駅」〜「三の宮」が現金190円(IC186円)など。飲食店や周辺施設の特典が付いた乗り降り自由の往復切符「丹沢・大山フリーパス」が全区間利用対象となっている。
実証運行に関するヒアリング調査は2018年1月から2月にかけて行われ、その後本格運行計画が立案される予定。市によると、2019年度以降はバスの需要に応じて、事業者によって便数の調整が行われる可能性もあるという。
この事業に合わせて、市は駅周辺の店舗や旅館、自治連役員、生産組合に声をかけ「鶴巻温泉観光客受入環境検討会」を立ち上げ、オブザーバーとして東洋大学国際観光学部の古屋秀樹教授、東海大学観光学部の栗原剛講師を招き、4月から4回話し合いを実施。大山の紅葉が見ごろとなる11月後半の土日祝日には、地元商店会・温泉組合・自治会による観光イベントを駅北口広場で実施することになった。
同委員の川上拓郎さんは「日向薬師の山伏による登山の安全祈願、昨年好評頂いた鶴巻温泉名物・行者おむすびなどの物産販売もある。多くの来場者を期待したい」と話している。
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