秦野市立図書館2階の会議室を改修して造られた「はだの浮世絵ギャラリー」が11月3日(金)、オープンする。市は、所蔵する1904点の浮世絵を順次展示していく。
浮世絵は1998年に東田原出身の収集家から市に寄贈を受けたもの。99年から文化会館や鶴巻の市立宮永岳彦記念美術館で年に1回程度、浮世絵展を開催してきた。これまでに所蔵数の半分以下の771点しか展示できていないことから展示の機会を増やすためにギャラリー創設に至った。
浮世絵は直射日光や高温多湿に弱いため市は、約433万円掛けて、紫外線カットのガラスケースの設置やLED照明への切り替え、防犯設備等の改修工事を行なった。
初回は主力作品をセレクトし展示
初回の開催は11月3日(金)から12月28日(木)。所蔵の中から歌川広重や葛飾北斎の名所絵、歌川国芳や国貞などの美人画や役者絵など約30点が展示される。今後市は、浮世絵等に詳しい専門家から助言を受けながらテーマ別に展示する事を検討しており、全ての作品を紹介していきたいとしている。市生涯学習文化振興課は「初回は、所蔵作品の中でも主力作品をセレクトした。多くの方に観てもらえれば」と話している。
開室時間は午前9時から午後7時(11月3日は午前10時から)。休室日は月曜日(祝日の場合は翌平日)。入場無料。
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