東田原の市指定の史跡「源実朝公御首塚(みなもとのさねともこうみしるしづか)」敷地内にこのほど、住民手作りの「波多野金槐植物苑」がお目見えした。
地元の自治会や婦人会、体育協会など各種団体で組織される東地区まちづくり委員会、実朝まつり実行委員会のメンバーらが整備したもの。
今年は11月23日に催された「実朝まつり」が第30回の節目であり、同時に実朝公の800回忌にあたることから、特別事業の一環として2年ほど前に考えが出され、有識者らを含めて検討してきた。
鎌倉幕府第3代将軍の実朝は歌人としても名高く「金槐和歌集(きんかいわかしゅう)」を残している。植物苑では金槐和歌集からの出典で、30種類の植物を紹介。苗木や樹木のそばには深緑色の歌碑が設置され、植物の和名とともに一首が記載されている。
県立フラワーセンター大船植物園で同様に金槐和歌集の植物を紹介している例を参考にした。植物や看板等は専門業者に依頼し、11月初旬に約10人が参加して2日がかりで御首塚を囲む形の植物苑を整えた。
高橋正弘会長は「金槐和歌集の歌と植物に想いを馳せながら散策を楽しんでもらえれば」と話している。
![]() 植物の配置がわかる看板
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