県道708号秦野大井線の「篠窪バイパス」が3月10日午後2時に開通する。県道は秦野市内の国道246号から大井町内の県道平塚松田線を結ぶ唯一の幹線道路で、交通の円滑化により両市町の連携強化などが期待される。
開通する「篠窪バイパス」は秦野市と大井町の市町堺付近から篠窪隧道東側付近までの延長約0・9Kmの区間で、橋長177mの篠窪大橋も含まれている。標準道幅は9・75m。バイパス整備に18年の歳月を要した。総事業費は約30億円。
県道708号は、秦野市内の国道246号から大井町内の県道77号平塚松田線に至る延長約6・1Kmの路線で、秦野市と大井町を結ぶ唯一の幹線道路。国道246号の迂回路として朝夕に通過する車両が増加しているなかで、大井町篠窪地内では道路幅が狭く道路線形も屈曲しており、人家連担の区間もあるために、1999年度からバイパス整備が進められてきた。
今回の開通により、秦野市と大井町の交流や連携を支える幹線道路ネットワークが強化され、交通の円滑化による地域の活性化や沿線の生活環境の向上などが期待されている。
秦野市側の地元関係者は「ようやく開通することになった。地域の活性化に期待したい。その一方で曲松交差点に至る県道は道幅が狭く通学路とも重なっている。安全対策面の注視もしていきたい」と話す。
開通前に記念式典
開通前に記念式典が両市町や県関係者、自治会などが参加し、3月10日(土)午前10時から篠窪大橋付近で実施される。道路の供用開始は午後2時から。
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