鉄道写真家の大橋史明さん(22・室町在住)が、ライフワークとして撮り続けている箱根登山電車の写真を1冊にまとめ、写真集『Tozan』として発行した。
大橋さんは現在、東京工芸大学芸術学部写真学科の4年生。大学卒業後はフリーのカメラマンとして新たなスタートを切るため、名刺代わりとして写真集を作ることにしたという。
箱根登山電車に出会ったのは、大学入学にあたり故郷の滋賀県から上京してきた4年前。物心ついた時から電車が好きだったが、箱根登山電車を見た瞬間に「これが探していた電車だ」と直感したという。特に100形に魅入られ、車両のほか乗客や線路沿いに住む人々、車両と風景等を撮り続けてきた。昨年1月には箱根登山鉄道(株)の「登山電車110号引退記念ポスター」にも起用されている。
写真集には、これまで撮りためてきた作品50点以上を掲載。表紙には100形の車体の鮮やかな橙色を採用した。タイトルの『Tozan』は、語感の良さや箱根登山電車の略称であることなどから決めたという。写真のほかにも、箱根登山電車の歴史や車両の特徴などの資料も掲載されている。「四季折々、旅をしているような気持ちになれる写真を選びました。この写真集で、新しい箱根の楽しみ方を知ってもらえれば」と大橋さんは話す。
B5変形判、並製96ページ、3240円(税込)。有隣堂ラスカ小田原店、ナラヤカフェ(箱根宮ノ下駅前)で販売しているほか、書泉グランデ(神保町駅徒歩1分)、書泉ブックタワー(秋葉原駅徒歩1分)でも取り扱っている。
写真集に関する問い合わせは、大橋さん【電話】080・4485・1033または【メール】nextstationphoto@gmail.comへ。
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