秦野警察署で2月13日、振り込め詐欺の被害を未然に防止した功労に対する感謝状の贈呈式が行われた。年に2回、同署が行っているもの。
今回、功労団体として選ばれたのは、秦野市農業協同組合の南支所・西支所・大根支所、横浜銀行の東海大学駅前支店・秦野支店、中栄信用金庫の東海大学駅前支店。2018年下半期に、窓口などに訪れた客に対して積極的に声をかけ、来店の理由などを確認することで被害を未然に防止した。横浜銀行秦野支店の高橋充支店長は「(65歳以上の人による)100万円以上の振り込みについては通報するよう警察署から言われており、社内の教育もしてきました。やはり、職員の勘というか、お客様の様子を見て気づく事が大切だと思います」という。
集金の訪問で顧客の異変に気付く
また、功労者として、ガソリンスタンド業務やガス関連商品販売などを行う宇山商事株式会社=秦野市寿町=の安田拓馬さん(29)にも感謝状が贈られた。
安田さんは1月、仕事で顧客の女性宅にガス料金の集金に訪れた際、聞いた話の内容から詐欺を疑った。孫に連絡を取ってもらい、事実がないことを確認してもらうことで、孫をかたった振り込め詐欺被害を未然に防止することができたという。
「6〜7年のお付き合いがあるお客様で、普段からお話をしてきたので、気付けたのかもしれません」と安田さん。同社の宇山晃弘社長は「相談する人がいないと慌ててしまうと思うので、日頃から隣近所の人や我々のような業者が注意することが大切では」と話す。
秦野警察署では家庭での詐欺防止の取り組みとして、留守番電話の設定や会話を自動録音できる電話機の設置などを勧めている。
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