丹沢の玄関口である渋沢駅のリニューアル完成記念式典が3月5日に行われた。壁面には、秦野産材や木製シートの壁紙が使用され、全体的に木質感のあるコンコースに生まれ変わっている。
渋沢駅のリニューアル工事は、秦野市と小田急電鉄株式会社が締結した「小田急小田原線沿線まちづくりの推進に関する協定」に基づく連携事業の一環として行われたもの。同社では2018年10月から渋沢駅改札上部に秦野産材を使用した木板を設置したほか、外壁には芳香作用のある木製シートを張る改修を実施。これと時期をあわせ、秦野市もコンコース内にある駅連絡所の外壁改修を行い、同じく木製シートの壁紙で統一感を図った。
また、駅連絡所の壁面には、今年2月に農林中央金庫及び県森林組合連合会、秦野市森林組合から寄贈された秦野産材を使用した木製ベンチ2台、木製掲示板、山並みレリーフを設置。利用者や登山客の利便性を図っている。
3月5日の式典には、高橋昌和秦野市長をはじめ、工事関係者ら、来賓が多数出席した。
はじめに高橋市長が「潤いのある駅空間にし、秦野産材をPRしようとリニューアルを進めてきた」とこれまでの経緯を説明し、生まれ変わった駅の完成を喜んだ。
続いて、小田急電鉄株式会社常務取締役執行役員交通サービス事業本部長の五十嵐秀氏が登壇。渋沢駅は登山客も含め1日平均約2万8000人の利用がある駅であり、「丹沢の玄関口として思いのこもったリニューアルになった。木材をふんだんに使用し『リフレッシュ』と言ってもいい仕上がり。今後も様々な連携を秦野市と図っていきたい」と話した。
また、今回CSR活動の一環として寄贈を行った農林中央金庫関東業務部部長の竹渕晶代氏は「秦野産材を使ったベンチなどを利用頂くことで、こんなに温かみのある木が秦野にあるんだということを知っていただければ」とあいさつ。寄贈品の説明も行われた。
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