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養護学校生徒の通学を見守り 南地区ニーズ対応チームが初の試み
新学期が始まった4月から5月にかけて、秦野駅北口から路線バスに乗る秦野養護学校の生徒の見守りが行われている。毎朝、駅前に集まり、登校中の生徒へ声をかけているのは、ボランティア団体「南地区ニーズ対応チーム」のメンバーだ。
秦野養護学校(落合)では、今年度から肢体不自由教育部門の開設や知的障害の高等部の規模を拡大。生徒数が増えたこともあり、初めて路線バスを使う高等部の知的障害の生徒について、秦野市社会福祉協議会に見守りボランティアの相談をしたという。社協の紹介でボランティアは同チームが行うことになった。秦野駅に近いメンバー10人が2人1組となり、雨や交通状況によるバスの遅延で乗り間違えたり、乗車の際にトラブルがないよう、毎朝声掛けや手伝いを行っている。
「安心感に繋がる」
同校に通う高1生の保護者は「イレギュラーが発生した時にどう対処したらいいか分からなくなってしまうので、助けてくれる人がいることが安心感に繋がっています」と話す。山崎明久副校長も「ボランティアの方がいることで、生徒だけでなく保護者にとっても路線バスを使うという自立の一歩を踏み出すきっかけになっている」と心強さを感じているという。
朝8時頃、バス停に並ぶ生徒らに「おはよう」「いってらっしゃい」と声をかけるメンバーら。ボランティアコーディネーターの草山美枝子さんは「今では顔馴染みになり、挨拶してくれるようになりました」と笑顔で話す。初の試みのため、毎朝の見守りは5月中旬で一度区切り、今後は同校と相談しながら継続方法を模索していくという。
福祉ボランティアの相談については社協【電話】0463・84・7711へ。
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