秦野市堀西の浄土宗・桂林寺(竹石光仁(こうにん)住職)で5月8日、大きな数珠を回しながら念仏を唱え良い時代になることや家内安全などを願う百万遍念仏会が行われた。
地元では”大数珠回し”と呼ばれるこの百万遍念仏。平成10年頃までは地域で行われていたが、その後途絶え、2年前に復活した。以前は地域の各家で行われていたが、復活した2年前から桂林寺で行われている。この催しは正月、5月、9月の年3回開かれるという。
この日は檀家さんなど11人が本堂に集まった。1893年(明治26年)の年号の入った大数珠は糸などが緩んでしまったため修復。住職が1822年(文政5年)製の双盤と呼ばれる鐘をたたく中、参加者たちは念仏を唱えながら修復された数珠を回していた。
竹石住職は「数珠を回しながら念仏を唱えるこの伝統行事で、令和となった新しい時代も良い年になれば」と話した。
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