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秦野版 公開:2019年6月14日 エリアトップへ

東田原込山英雄さん 秦野市民で初めて八段に 柔道一家3世代で活躍

スポーツ

公開:2019年6月14日

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息子の清さん、孫の未菜さんと並ぶ英雄さん(中央)
息子の清さん、孫の未菜さんと並ぶ英雄さん(中央)

 秦野市柔道協会会長の込山英雄さん(80)=秦野市東田原在住=が4月30日付で八段に昇段し、5月26日に埼玉県で伝達式と祝賀会が行われた。秦野市民の八段昇段は初めて。

 込山さんは秦野高校柔道部の出身。国士舘大学を卒業後、県立高校の体育教諭になり、秦野高校にも22年間勤務。教え子を6回、関東高校柔道大会出場に導いた。

 合わせて、県高体連柔道専門部部長や湘南地区柔道協会会長、県柔道連盟や関東柔道連合の役員を歴任。1973年から現在まで秦野市柔道協会の会長を務める。

 七段に昇格したのは22年前。今回の昇段はこれまで柔道の普及に尽力した功績が認められた。

 市内では須坂春樹さん(80)=今泉=が九段だが、八段昇段当時は横浜市民だったため、秦野市民としての八段昇段は込山さんが初となる。

 込山さんの活躍を見て育った長男の清さん(54)=六段=は秦高柔道部時代に県ベスト8入り。大学卒業後、高校の数学教師になった。現在は相洋中学・相洋高校の柔道部顧問を務め、父と同様、部を関東大会に導いている。「父の背を追ってきたわけではないが、教師になり学校づくりのために自分ができることを考えたとき、やはり柔道だった」と清さん。2世代で関東大会出場を実現した指導者は県内でも珍しい。

 込山家は有段者揃いで、柔道整復師で本町の接骨院を営む次男の智(さとし)さん(52)が三段、清さんの4人の子どもたちも椋梧(りょうご)さん(25)、尚輝さん(20)、末っ子の未菜さん(17)が二段、龍哉(たつや)さん(22)が三段。龍哉さんは2017年に東アジア柔道選手権で優勝した現役の実業団選手。相洋高3年の未菜さんは今年3月の全国高校柔道選手権大会個人戦女子57kg級で3位入賞し、今後の活躍も期待される。未菜さんは英雄さんについて「尊敬できるおじいちゃんです」と語る。

 英雄さんは「人との出逢いの中でこれまで続けてこられた。基本は文武両道。若い人たちには柔道を通して、語らずとも魅力が伝わるような人間になってほしい」と話す。

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