白百合女子大学講師・西武文理大学特命教授の相原雅子さん(秦野市菩提・41)が、43人の研究者らと執筆した792頁という大部の学術書『映しと移ろい 文化伝播の器と蝕変の実相(稲賀繁美編)』(花鳥社)を秦野市立図書館に寄贈した。イギリス文学を専門にする相原さんの著作としては6冊目。同図書館への収蔵は3冊目となる。
同書はアジア、ヨーロッパという東西の文化がいかに融合、変遷したかを「うつし」「うつわ」などをキーワードに多角的に分析している。相原さんはこの中で遠藤周作やグレアム・グリーンに着目。キリスト教における神と人間の関わりの中で苦しむ人間について考察している。
相原さんは「1年半をかけた大作です。ぜひ読んでもらえれば」と話した。
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