秦野市立北中学校で11月9日、生き方講演会が行われ、同校出身でタップダンサーの猪俣昌也さん(36)が講師として招かれた。この講演会は生徒が夢をもつきっかけになればと、同校で定期的に開催されている。
当日は紹介アナウンスの後、暗転された体育館のステージに猪俣さんが登場。本場ニューヨークで磨いたタップダンスを披露し、生徒らを釘付けにした。その後講演ではタップダンサーになった経緯や夢を叶えるために大切にしていることについて話した。
猪俣さんが本格的にタップダンサーとして活動を始めたのは30歳の時。大学在学中には「英語を使った仕事がしたい」と、卒業後にITコンサル会社に就職。27歳の時にインドの会社の担当になったことにより夢を達成した。「目標を達成してこれからどうしようと思った時に思い出したのが、映画『座頭市』。エンディングのタップダンスシーンが印象に残っていて、趣味で始めました」。どんどんのめり込み、脱サラしタップダンサーとして活動を開始。「今は夢の実現の半分くらい。周りのダンサーは小さい頃からやっていて、その中で自分が追いつくために、アンテナをはる、行動をおこす、活動を広げるということを大切にしています。その中でも一番大切なのは行動すること」と生徒らに語り掛けた。
最後に生徒らも実際にタップダンスの体験をし、猪俣さんのダンスに合わせて一緒に踊った。アンコールの拍手も鳴り、生徒らから笑顔が溢れていた。
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