秦野警察署(井原義春署長)による「110番の日」キャンペーンが1月11日、イオン秦野ショッピングセンターくすの木広場ふれあいステージで行われた。この日は、TBSアナウンサーの近藤夏子さんを一日警察署長として招き、110番通報の現状の説明や、ひったくりにあったと想定した模擬通報体験などを実演した。
同署によると神奈川県での110番通報件数は830万件(2018年)。そのうち40%がいたずら電話や緊急性がないもの、警察の出動案件ではないものだという。
「一日警察署長として制服を着て、背筋が伸びる思い。迷惑な110番通報がこんなにも多いことを知らなかったので、正しい利用を訴えていきたい」と近藤さん。集まった人々に、必要な通報がつながらなくなることもあるため、緊急性があるときに利用するよう呼び掛けた。
ステージでは、ひったくり犯にカバンを取られたと想定し、近藤さんが実際に犯人の特徴などを覚えて通報する模擬体験も行われた。お金とスマホが入ったカバンを犯人役に盗まれたあと、近藤さんが通報。犯人の逃走した方向や体格、服装の特徴、見た印象の年齢、盗まれたカバンの特徴や中に入っているお金の金額、スマホの特徴などを話した。その後、犯人役を交えて答え合わせ。近藤さんは「事前に覚えてくださいね、と言われていたにも関わらず覚えきれなかった。実際に犯罪に遭ったら難しい」と話したうえで、「記憶が鮮明なうちに110番することで犯人逮捕につながることもわかったので、何かあればすぐに対応したい」と感想を述べた。
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