新型コロナウイルスから 県議会報告【20】 県民の『いのち』を守る緊急対策!! 神奈川県議会議員 神倉ひろあき
令和2年神奈川県議会第1回定例会は、2月12日に始まり、3月25日の本会議において、総額4兆1944憶円の当初予算が成立した他、新型コロナウイルスの感染拡大に鑑みて緊急対応として、36億3000万円の補正予算が可決され閉会しました。今回は、コロナ関係の補正予算等を中心にご報告いたします。
◆新型コロナウイルス感染症の拡大防止等に向けた補正予算の事業内容
1感染拡大の防止対策
・児童福祉施設、介護施設等に配布するマスクや消毒液の購入
・介護施設、障がい者施設等が行う多床室の個室化対応。
2感染症患者の受入体制の整備
・感染症患者入院医療機関等の簡易陰圧装置等の設備・感染症病床確保支援
・感染症患者移送と入院医療費
・防護服、マスクや消毒に係る経費。
3検査体制の強化
・PCR装置など検査に必要な機器整備・最先端技術感染症対策推進として迅速検出法の研究。
4相談窓口の運営
・帰国者、接触者相談センターやダイヤルの運営
5学校の臨時休業等に伴う支援
・特例貸付を行う社会福祉協議会に対する補助
・休業による職員不足に伴う応援職員の旅費等
・放課後デイサービスの支援・学校給食費返還。
6中小企業支援の拡充
融資を受ける際の信用保証料に対する補助を拡充
◆新型コロナウイルス感染症対策の一層の強化を求める8項目からなる意見書を国に提出
【1】医療機関での感染防止のために必要な人員・車両等の調達を図り、感染者の搬送は国が関係機関と調整し搬送・受入ルールを定める。
【2】医療物資の安定流通と感染防止対策物資の生産体制強化と供給。
【3】検査機器・試薬の十分な提供、迅速検査法等の開発等検査体制の強化。抗ウイルス薬、ワクチン等の早期開発。
【4】児童・生徒及び保護者に生じる負担の支援。
【5】中小企業に対し、無利子・据置期間長期とする融資のスピード化。
【6】個人事業者に対する十分な支援。
【7】地方自治体、医療機関が行う対策の財政措置。【8】特別措置法が適切にできるよう区域設定、権限行使に伴う補償の考え方などを明確化。
◆新たな緊急医療体制『神奈川モデル』を構築
クルーズ船で発症した多数の患者を受け入れた経験から、中等症の患者を集中的に受け入れる足柄上病院など「重点医療機関」を設定することになりました。
◆国が、本県を含む7都府県に「緊急事態宣言」を発令
新型コロナウイルスの感染者急増を受けて4月7日から1か月間。都市封鎖でない『日本型感染症対策』は、県民の決意と忍耐によって成否が決まるのではないでしょうか。苦境にたつ中小企業や小規模事業者の経済状況を打開するため、皆様より寄せられた地域の声を与党や県の経済対策の指針に繋げて参ります。
尚、平塚保健所管内でも感染者が発生しておりますので、一人ひとりが自重・自粛して、この難局を共に乗り越えていきたいと思います。
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