地域活性を目的に地元有志で活動している「エンタメ型地域活性化コミュニティ ココハダLAB(代表・ジェントルゆうすけさん)」が秦野産茶葉を使用したビール「HANOCHA」を完成させ、10月3日から販売・提供を開始した。
全国的に地元の名産などを使ったクラフトビールが広がる中、「秦野にもクラフトビールがほしい」という発想から今年春に企画がスタート。企画を中心となって進めてきた小桧山茂雄さん=人物風土記で紹介=は「『はだのブランド』の冊子を見てすぐ、お茶に決まりました」と話す。
秦野産の茶葉は、小桧山さんと仕事上で取引があった高梨茶園(菩提・高梨孝代表)に依頼し、ビール醸造はすでに茶ビールのノウハウを持つ「京都ビアラボ」に協力を求めた。「代表の方の地域活性への想いが、とても自分たちと似ていました。運命的に感じ、委託醸造をお願いしました」とゆうすけさん。
製造にあたっては、第一に「おいしいビール」をめざした。まずは高梨茶園の茶葉を同社に試飲してもらい、その結果、ゴールデンエールが秦野産の茶葉に合うとわかった。7月には、高級煎茶とやぶきた茶の2種類でテスト醸造を実施。完成したビール2種を同団体関係者など約50人に茶葉の種類を伏せた状態で試飲してもらい、投票結果から最終的に高級煎茶を使ったものを採用したという。
話題の中心にあるコミュニティビールに
こうして秦野産茶葉を使用した茶ビールが完成し、「HANOCHA」と命名した。フルーティーな透き通る味わいで、お茶の爽やかな余韻が残るのが特徴。普段ビールを飲まない人でも飲みやすいものとなっているという。小桧山さんは「ラベルのデザインも、どこへ持って行ってもいい格好良さを追求し、シンプルでスタイリッシュなものにしました」と話す。イメージキャラクターには「はだのブランドアンバサダー」の立石純子さんを起用し、PRを展開している。
小桧山さんは「色んな人が集まる場所、話題の中心にこのビールがある、そんな『コミュニティビール』という新たなジャンルを作りたい」と話す。初回は700本限定で、飲食店や酒屋など市内24店舗と、オンラインショップで購入できる。同団体の公式LINEではオリジナルグラスがもらえるポイントカードも導入している。「第2、第3弾も楽しみにしていて欲しい」とゆうすけさん。取扱い店や詳細は同団体ホームページhttps://www.kokohada.comへ。
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