意見広告・議会報告
県議会報告㉓ 堀水路の「保安林整備」の方向性が定まる!! 神奈川県議会議員 神倉ひろあき
今回は、9月7日から開会されている県議会第3回定例会(前半)において議決した9月補正予算と私の一般質問6項目の内、本市の喫緊の課題であり、人命にも係わる堀水路の土砂流出防備保安林の対策について、今後の方向付けを得たことを報告いたします。
◆新型コロナウイルス感染症への対応などの令和2年度9月補正予算を可決
・インフルエンザ予防接種補助・医療提供体制の維持と感染拡大防止対策・福祉サービス提供体制の維持・医療の担い手支援・県内経済の回復支援と生活支援など、総額1861億8千余万円を可決しました。
◆一般質問「保安林の災害対策」について
質問 堀水路(堀山下にある沢)は、両側の斜面地が「土砂流出防備保安林」に指定され堰堤が整備されていたが、昨年の台風19号により大量の土砂と倒木が流出したことにより下流の7軒に床下浸水が発生した。私の現地調査では、上流域の水路は保安林が崩壊し、中流域の堰堤は土砂で埋まっていた。市は、保安林内の治山事業を管轄する県に護岸整備を進めるよう10年来要望してきた。保安林でない下流の一部は、市が護岸工事を行う等の努力をしてきたが、今も相当の土砂が崩壊し、倒木も放置された危険な状態である。県は、この状態を以前から経過観察してきたと聞くが、土砂流出防備保安林の機能をどう評価し、再発防止対策についての見解をどう考えているか。
回答 保安林の機能だけで土砂を防ぐことは限界があるので堰堤を設置し、コンクリートブロックの護岸を整備するなど治山工事を実施している。台風19号では、予想を上回る集中豪雨で土砂崩れが発生し、堀水路に堆積した土砂や枯れ木等が流され排水路を塞ぎ氾濫したと考えている。対策として保安林と水路の両面から災害防止対策を講じる必要があるため市と協議・連携し災害防止対策を講じる。
再質問 治山事業の実施時期や秦野市との協議・検討の具体的な進め方とスケジュールについてはどのようか。
回答 堀水路の上流の治山事業は、来年度実施したい。上流から下流までの水路全体対策は速やかに秦野市と協議する。
要望 秦野市は、昨年の台風19号からこの1年の間、土砂の浚渫や流木補足工事など様々な災害防止策を講じているし、堀水路の保安林については、長年、護岸整備を訴え続け県に要望してきた。しかも民家に被害が発生したことを県は、真摯に受け止める必要がある。今後、予想を超える豪雨は、何時どこで発生してもおかしくない状況である。だからこそ昨年度、かながわ気候非常事態宣言を発し神奈川県水防災戦略を策定したのではないか。県民の生命・財産を守り、被害の再発防止のために秦野市と連携し早急に対策を講じることを強く要望する。
![]() |
![]() |
|
<PR>
|
|
|
|
|
|