南相馬子ども保養プロジェクト(PJ)が手掛ける「フードバンク秦野」が、新たな協力者を得て秦野駅周辺エリアに窓口を開設した。これにより東海大・鶴巻、渋沢と合わせ3つのエリアで配布可能となった。
フードバンク秦野は、同PJの福嶋秀樹さんが昨年8月に始めた取り組み。今年2月にはPJ協力者の「味乃大久保」が取り組みに賛同し渋沢エリアの窓口となるなど、広がりを見せている。
秦野駅エリアの窓口として協力するのは、雑貨店「Green Grain」(秦野市寿町1の23)を営む荒川政幸さん。福島出身で保養PJに協力していた縁で打診を受け、福嶋さんの申し出を快諾した。
東日本大震災で家や営んでいた雑貨店が津波被害に遭った荒川さん。夫人の実家があり、以前暮らしていた秦野に再び移住した時に様々な支援で助けられたことがあり、「その恩を少しでも返したいと思った」と語る。
「エリアによって生活が違うので、それぞれに特色を出せれば」と福嶋さん。秦野駅周辺では主に一人親や非課税等の家庭を想定しており、食料もそれに合わせたものを用意する予定だという。
次回は秦野駅エリアで第1回、渋沢エリアで第2回配布を3月7日(日)〜13日(土)に実施。希望者は事前に連絡を。東海大学前駅にある松屋不動産では、随時配布している。
食材受取りや寄付の問い合わせは松屋不動産【電話】0463・77・2337(東海大・鶴巻、秦野駅エリア)、味乃大久保(渋沢エリア)【電話】0463・75・2522へ。
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