南が丘公園付近で、県の絶滅危惧II類に分類されている「キンラン」が、ひっそりと咲いている。発見した福島恵津子さんによると5〜6年前から自生し、昨年はギンランも確認したという。
キンランはラン科キンラン属の多年草で、4〜5月にかけて花をつける。菌根への依存性が高いため樹木につく特定の菌がなければ生育せず、移植して育てることはできない。通常は林や山の中に自生し住宅街で確認されるのは珍しい。福島さんによると年々数が減っているそうだが「毎年楽しみにしています。コロナ禍で気持ちが暗くなりがちなので、みなさんにも珍しい花を楽しんで欲しい」と話した。
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