市内飲食店「味乃大久保」(秦野市菩提147の5)が、秦野産材の間伐材を使ったパーテーションの足を手作りし、事業者向けに販売を行っている。里山保全のための活動で、売上の一部は秦野市みどり基金に寄付される。
製作のきっかけは、コロナ禍で長らく店に設置している飛沫防止のためのパーテーション。これまでは既製品を使っていたが、「全てプラスチックは味気ない」と足を木製に取り替えられないかと考えた。
知人に相談したところ秦野産の間伐材が手に入ることを知り、「せっかく作るなら地元のものを無駄なく使い、里山の保全にもつなげようと」と同間伐材を入手。里山ふれあいセンターを活用し、2人で加工作業を行った。
足は2mmと3mmの厚さのパーテーションに対応。1組(2個セット)で税込660円、5組で税込3千円、10組で5500円で販売し、市内なら無料で配達してくれるという。1組売れるごとに、100円が秦野市みどり基金に寄付される。
「長く使っているので、足が折れてしまうという話も聞いています。これも捨ててしまうのはもったいないので、温かみのある足に取り替えて再利用して欲しい。秦野らしい取り組みとして、市内に広がってくれたら」と店主の小野瀬幸弘さんは話している。
購入希望者は同店【電話】0463・75・2522へ。
環境に配慮した取組み
味乃大久保では、「かながわプラごみゼロ宣言」協賛企業等に登録し、プラスチックストローの「草ストロー」への切り替えや、紙素材のテイクアウト容器導入、エコバッグの推奨などプラスチックごみ削減に力を入れている。
また、これ以外にも食材を余すことなく活用することによるフードロスの削減、紙ごみなど資源物の分別徹底、使い捨ての割箸をやめ繰り返し使えるプラスチック箸に取り替えるなど、「自身の店からできる環境への配慮」を行った店舗経営を行っている。
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