神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2021年7月2日 エリアトップへ

地域住民が作った花の道 大根川・善波川沿いの遊歩道

社会

公開:2021年7月2日

  • X
  • LINE
  • hatena
アジサイが咲く遊歩道=6月24日撮影
アジサイが咲く遊歩道=6月24日撮影

 鶴巻地区にある大根川と善波川沿いには、約2・7キロメートルに及ぶ遊歩道がある。春は桜、初夏はアジサイ、秋は酔芙蓉など1000に及ぶ四季折々の花と田園風景を楽しめる人気スポットの1つとなっている。今年もアジサイが開花し、訪れる人の目を楽しませている。「鶴巻あじさい散歩道」の愛称で親しまれるこの遊歩道の管理は、地域住民のボランティアが担う。

 活動のきっかけは、1991年に台風18号が市内に被害をもたらしたこと。当時は大根川ポンプ場がなく、この台風の影響で床上浸水が54戸、床下浸水が84戸にのぼった。善波川周辺の土手が荒れ果て、それに伴い不法投棄も増えたという。当時、鶴巻第二自治会の会長を務めていた原秀夫さん(92)は「自治会で清掃していたが、しばらくするとまた荒れてしまった。花を植えれば、きれいな状態を保てるのではと考えた」と、振り返る。

 そこで市を通じて土手を管理する神奈川県に申請し、95年に使用許可が下りると災害に強く、根が深くて土砂の保全にも役立つという「アジサイ」を160株植栽した。98年には公募で遊歩道の愛称が「鶴巻あじさい散歩道」に決まった。その後、鶴巻地区自治会連合会で有志を募り、美化ボランティアを継続的に実施。アジサイの寄付も寄せられた。この美化活動は大根川にも広がり、現在は「鶴巻あじさい散歩道美化の会(清水義雄会長)」と「鶴巻親水遊歩道の会(宮川邦生会長)」、「善波川あじさいロードの会(天野吉雄会長)」、「大根川あじさいの会(大古場豊会長)」の4団体が毎月1回、草刈りなどを行っている。

 原さんは「田園風景も広がり、気持ちの良い場所。ぜひ多くの方に楽しんでいただければ嬉しい」と話している。

活動当初を振り返る原さん
活動当初を振り返る原さん

秦野版のローカルニュース最新6

秋ソバが豊作

秋ソバが豊作

寺山の石庄庵の畑

11月22日

スポーツ吹矢で県大会Ⅴ

市内在住 宮戸政義さん

スポーツ吹矢で県大会Ⅴ

11月22日

知名度向上に「カレー」一役

知名度向上に「カレー」一役

ジビエの街 鶴巻温泉

11月22日

さかえちょう公園で秋祭り

さかえちょう公園で秋祭り

11月24日 抽選会も実施

11月22日

23日、実朝まつり

23日、実朝まつり

田原ふるさと公園など

11月22日

無料で口腔がん検診

無料で口腔がん検診

秦野伊勢原歯科医師会

11月22日

お得なプランや商品いっぱい!みどりや祭

水回り2点セットやTOTOトイレ「ピュアレスト」、エコキュートなど特価商品多数!

https://k-midoriya.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 8月30日0:00更新

  • 8月23日0:00更新

  • 8月2日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook