上宿通りにある店舗で”閉まっているのに開いている”ような一風変わったシャッターが完成しつつある。この取り組みは「シャッタープロジェクト・はだの」と名付けられ、第1弾が7月中に完成する見込みだ。
仕掛け人は旅の絵師しろひげ・カドワキノブオさん。「もともとは大きなビルの壁面がさびしいから、そこに絵を描いたら『こんなところに面白いものがある!』というものになるんじゃないかと思った」と話す。この案をハダノ浪漫食堂(秦野市栄町1の13)の店主・小桧山茂雄さんをはじめ仲間に話したところ「面白そう」と盛り上がり、実現に向けて動き出した。壁面への制作は費用負担も大きいため、まずはシャッターでやってみようと小桧山さんが同店を提供。2人と仲の良い小澤智子さんがマネージャーを務め、現在は3人で進めている。描くものもシャッターならではのユーモアを追求。テーマを「閉まっていても開いている店」にした。
5月10日、シャッターを巻き上げる時に絵がはげたり、また金属が錆びたりしないように同店のロゴを試し描きしたカドワキさん。問題がなかったため、6月2日から本格的な作業に入った。店の定休日を利用し、水性ペンキで描くのは店の入口や装飾、床など。店が開いている姿をそのまま絵にしているほか、店内には人の姿も。その中には3人も描かれている。小澤さんは「SNSで発信を始めてから反響もいただいています」と話す。制作の様子はカドワキさんのYouTubeチャンネルにも投稿されている。
「プロジェクトと言っていますが、焦らずまちの盛り上がりを作っていけたら。描いて欲しい人、描きたい人がつながり、広がっていけば面白いと思います」と小澤さん。同プロジェクトに関する問い合わせはYouTubeのコメント欄か小澤さんのメール【メール】maple.maple.65480226@gmail.comへ。
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